2017年2月25~26日の土日で、毎年恒例のスキー/スノボ合宿『うぃんたもっつ』を決行した我々サタモッツ。
毎年のことながら夜中に出発し、早朝にバトルフィールドである新潟県は湯沢町に到着するという弾丸プラン。
ちなみに俺(局長)は、前々回の「うぃんたもっつ2015」でステップイン式のスノボブーツが壊れてしまって以降、ずっと買い直せていないため、今年も90年代前半の大学生のような気持ちでスキーに徹することにしていた。
人という生き物は、年を重ねるごとにどうも変化を嫌うようになってくるのか、今回もゲレンデは『かぐらスキー場』。
かれこれ数年間、ここから動かずにいる。
みつまたステーションからロープウェーに乗ってゲレンデへ。
すぐにリフトとゴンドラを乗り継いで、「かぐらエリア」の空いているコースへと移動するのだ。
さらに、お隣の「田代エリア」へと遠征したりもする。
このスキー場は3つのエリアが連なっているので、様々なコースを楽しめるのである。
このときの脳内BGMは松任谷由実の『恋人はサンタクロース』。
その他、EXILEではなく “Zoo” バージョンの『choo choo Train』も流れていた。
しかし、とくにテキストにするほどの面白い出来事も、パンチの効いた事件も起こらず、初日の滑走はビックリするほど何もなく終了。
宿へ戻り、これまた毎年お馴染みの、洋食なのか和食なのかツッコミどころ満載の夕食をいただく。
分厚いお肉のビーフシチューに対し、ナイフはあるけどフォークは出ないなど、とにかくツッコミを待っているとしか思えないテーブル構成なのだ。
宿にもお風呂はあるものの、家族風呂サイズの狭さなので、我々はいつも近所の銭湯まで出向くのだが、この日は何やら街中が騒がしい。
雪のオブジェ的なものが、そこかしこに作られている。
何やらこの一帯の旅館組合が主催するお祭りがあるらしい。
どこの宿でも入口の前にこういったオブジェを作っており、いつもは味気ないこの通りも、この夜はとてもムーディーであった。
そこで、我々もお祭りに参加してみることに。
ロープウェーが発着する「みつまたステーション」前の広場が会場となっている。
ご当地の日本酒から、甘酒、ココア、おつまみとして焼きたてのイカゲソなどが無料で振る舞われ、さらにはジャンケン大会で賞品ももらえるという。
“ガッデム” がいいところまで勝ち進むも、最後は惜敗。
しかし、男運は悲しいくらいに皆無なものの、人生に大した利益をもたらさないことにだけは無駄に強運をもつ “セル” が、本当に無駄にジャンケンを勝ち進み、見事「リフト一日券」をゲット。
どんなに頑張っても彼氏はゲットできないのに、リフト券はいとも簡単に手に入れてしまった。
結局、戦利品はセルのリフト券のみだったが、お酒だけでなくご当地のお米まで全員に配るほどの大盤振る舞いだったので、ジャンケンに勝てなかった俺たちも手ぶらで帰ることにはならなかった。
さらに、お祭りの最後には花火まで。
至れり尽くせりじゃないか。
この後は、宿に戻って宴会を催し、初日の夜は更けていったのであった。
二日目も、同じようにゴンドラやリフトを乗り継いで様々なコースを回る。
雪が降ったり止んだりだったが、それでも吹雪くようなことはなかったので、まぁ悪くはないコンディションであった。
昼食は、大盛りのスパゲッティを頬張る40代半ばのガッデム。
何歳になっても胃袋は20代前半のままらしい。
ちなみに、初日は大盛りのカレーを食べていた。
ここのレストランは、大盛りにすると “陳腐なスキー場の食事あるある” を真っ向から否定するような、ガチの量が盛られてくる。
しかし、お腹が満たされると一気に眠気に襲われるのもオッサンの悲しき宿命。
埼玉県民の “すぎやん” は、食べ終わると同時に眠りに落ちていた。
前夜に今年一年分の運を「ジャンケン大会」で使い切ってしまったであろうセルも、オッサンたちと同様、食べてすぐ寝る牛のような生きざまを見せていた。
どなたか「とりあえず」でも彼女が欲しいという人がいれば、「iPad mini」あたりもセットにしてこの女性を進呈しますよ。
(iPadはセルが自ら購入します)
オッサンたちの眠気を必死に覚まして、なんとか「午後の部」へ。
これが今シーズン最初で最後のゲレンデになる場合もあるので、後悔のないように滑り尽くす。
こうして、15時過ぎまで滑り倒して、帰路へ。
今回は参加人数が過去最低で寂しかったが、それでも雪山は楽しかった。
さよなら、湯沢。また来年!